2016年2月22日月曜日

サントリーカップ第12回全国小学生タグラグビー選手権大会

信じられない光景でした

全国大会決勝で実現した夢の八王子ダービー

ノーサイドのホイッスル

準優勝・・・

一通りの挨拶を終えて戻ってきた子供たちは


顔をグシャグシャにさせて、号泣しながら・・・

でも満面の笑顔で、そして最高の笑顔で、



「楽しかったーーー!」



って!


メンバー同士が泣きながら

「今までありがとうね~」

って!


この最高の瞬間に立ち会えた時、
立っているのもやっとなぐらい・・・
心が痺れてしまいました。


都大会の激戦を切り抜け、全国大会に出場できたこと
全国大会の予選でギリギリの勝負で1位通過出来たこと
全国大会カップトーナメント初戦で西の横綱を、息が詰まるような戦いで勝てたこと
全国大会カップトーナメント決勝戦で、約束していた八王子ダービーが実現できたこと

どれもこれも思い返せば、とても嬉しかったことなのですが、

ベアーズのみんなの、泣きながらの最高の笑顔が見られたこと

最高の宝物になりました。。。
やりきった感のある、良い笑顔だね。


平成28年2月20日(土)
今年も何度も交流して頂いた、小柳ライトニングスのホームグランドをお借りし、会場入りする前に、一緒にウォーミングアップ、練習を。

一通り汗をかいた後は、決戦の地「味の素スタジアム」へ
朝からいつも通りのテンション・・・
小柳さんが用意してくれたグラウンドでウォーミングアップ開始
予定には無かったけど、試合形式まで対応頂けました
小柳のコーチから去年の自分たちのチームは緊張を解すために歌を歌ってたよ!と・・


入口付近で会えた応援団のいつもの笑顔で少しリラックス
雨は予報通り、どんどん強くなってきているものの
ベアーズのメンバーは凄すぎる会場の雰囲気にも飲まれることなく、刻一刻と迫る第1試合に備えて心の準備をしていました。
みんなで「森のくまさん」を歌いながら・・・(笑)

緊張しながらも、第1試合のホイッスルでキックオフ!
「うん、いつものディフェンス出来てる!」
そのディフェンスを自分たちの心の武器にして、初戦、第2戦目を勝ち、激闘必死の3試合目。
相手も同じく2戦2勝。
しかし3試合目の前には、土砂降りと言ってよいほどの激しい雨。そして寒さ。
ウォーミングアップをする時間も全く取れずに、九州チャンプに挑戦。

前半終わって1−2のビハインド。思ったように試合が運べない。

少しの焦りと、空回りした気持ちの隙をつかれ、後半開始早々にトライを奪われ、1−3の絶体絶命のピンチ。

今までのいずみの森ユナイテッドの子供たちだったら、心が折れてズルズルとやられてしまいそうな展開だったのですが、そこからじわじわと追い上げ、試合終了直前に渾身の同点トライ!そしてホイッスル。
よくぞ気持ちを強く持って盛り返してくれました。

得失点差を計算していなかったし、情報が錯綜している中で不安満載。
残りタッチジャッジを終えて帰って来て、黙々と残りの昼飯を食べてる子供たちに結果を聞くと、
「知らなーい」
「たぶん、イケたんじゃね!?」
とか、他人事かのようなあやふやな情報・・・

何とか得失点差で1位通過確定で翌日のカップトーナメント行ける事が応援団からのメールで知りました。

都大会でも得失点差、全国大会でも得失点差と、いずみの森らしい!っちゃ、らしいのかも知れません。

赤・黄・緑

左手に「結」、右手に「心」
応援団と会えたことでいつもの笑顔に!
選手待機場所で!キンチョーしてんの???
試合前のウォーミングアップは、日野小さんと一緒に。
1試合目前。男子の顔が若干引きつってます(笑)
さあ、予選第1試合!
まだ雨はそんなに酷くはなかったんだけど、この後はどんどん・・・
名刺交換会


ベスト8の半分以上は先日の全国交流でガチンコ交流したチームだったり、東日本交流会で対戦したことのあるチーム

カップトーナメントの組み合わせ抽選結果、
初戦は西日本の横綱、京都勧修リトルブラックスさんと。

昨年の全国大会準決勝で、後の全国覇者、七国スピリッツ相手に1点差まで詰め寄ったシーンが、強く残っている相手です。

子供たちの顔を見ると、こんな顔つき ⇒  ドヨォォ─(lll-ω-)─ォォン

それでも、カップトーナメント進出している他のチームの顔ぶれを見ると、
対戦したことの無いチームは、この京都勧修リトルブラックスさんだけ。

そう伝えると、ウチの女子達は
「そうだねー!」
と元気に。
男子ご一行様は
「出来れば別の山に・・・」
とかブツクサ文句を言いつつも、女子達の圧倒的パワーに押され、何とか前向きに。

今年は会場の関係で、通例のアフターマッチファンクションが出来ず、子供たち同士の名刺交換会が開催されていました。
ウチの子供たちには「交流したことの無いチームの異性のお友達と交換してこい!」「交流したことのあるチームとの名刺交換はマイナス」という無茶ぶりに、必死になって友達を探していましたヨ(笑)

そんなこんなで1日目のイベントが全て終了した後に、残ってくれていたメンバーの保護者の方々とようやく合流。
子供たちの張り詰めていた緊張もほぐしてくれました。
サイゼリアで大騒ぎ・・・
男はだまって食うべし!手前のデカンタの中身はぶどうジュースです。。。
おじさんからのアドバイスメールを読みながら、この日の反省・・・



平成28年2月21日(日)
前日の反省会で書かれていた、衝撃の某少年のノートを公開!背ぇ、ちっちゃ!ww

6:00起床。7:00前に前日と同じく、小柳ライトニングスさんが準備していてくれる小柳小学校へ。

前日の雨で泥濘んだ校庭整備を保護者の方々やメンバーがやってくれていました。
短い時間での練習は、この日の初戦を想定したアタックを小柳ライトニングスにしてもらい、それを止めるスタイルを徹底的に。

最後は7−1−7で〆。

寝癖全開の前年度カリスマキャプテンが入っていたにせよ、4−5で負け。。。
やはり小柳ライトニングス、強いです。。。
早朝練習前にちょびっとだけ・・キャプテン!口に海苔ついてまっせ!
まだ眠そうだね・・
変則アタックディフェンス
小柳、やっぱ強ぇぇ!
この日は雨の予報など全く無く、晴天確実だったに何故か味の素スタジアム周辺だけ、真っ暗でキツい雨が降ってくる摩訶不思議な天気に・・・
いや、もう摩訶不思議ではないか。想定の範囲でしたね。
応援団と一緒に!


初戦を前に、昨日以上に完成された「森のくまさん」を全員で歌いながら、試合が行われるグラウンドに移動です。


大応援団が陣取る目の前で、負けたら終わりのトーナメント、京都 勧修リトルブラックス戦がキックオフ!

予想していた動きとは全く違う固いディフェンスの前に、思ったように攻撃させてもらえません。

アタックも身体を活かした飛び込みや、巧みなサインプレーで、自慢のディフェンスも下がり気味に。
緊迫した攻防が繰り返され、スコアレスドローで前半終了。

満を持して待機していたスーパーエースでさえ、後に「出たくなかった・・・」と語っていたほどの展開でしたが、逆にあの怒涛の攻撃をずっと止めていたスタメン達の凄さが光った前半でした。

後半、幸先良く先制するもすぐに返され、追いつかれ、息がつくのも苦しいぐらいの雰囲気の中、密集を抜けての勝ち越しトライが決まる。

それでも相手は必死の攻めで追い詰めてきます。

途中時計が止まったので、残り試合時間がわからないまま、一方的防戦に。
防いで防いで防いだところで、ホイッスル。2−1の接戦での勝利。

非常に厳しい戦いに勝つことが出来ました。

試合途中、全力でプレーしている子供たちに向かって、後ろの方からの心無い言葉が聞こえてきたのは、少し悲しい気持ちになりましたが、それでも試合が終わればノーサイドの精神で、双方の健闘を讃え合いました。
かなり緊張してたトーナメント初戦

運命の後半がスタート!

これで全国ベスト4
次の対戦相手は、もう今年度何度目の対戦になるか分からないぐらいの相手

中関東ブロックチャンプ、浦安ウイングスさん

お互い手の内を知り尽くしているものの、やはり大舞台での試合という事もあり、なかなかスコアが動かずじれったい試合展開でしたが、何とか狙っていたプレーを決めることが出来、5−2で勝利!
素晴らしい天候の下、戦い慣れた2チームの激突



さあ、夢の舞台、全国大会決勝です。
相手は、連覇を狙う、絶対チャンプ、同じ八王子の七国スピリッツ!

コーチや保護者同士も「全国大会決勝で八王子ダービー実現させたいね!」と願い、
子供たちも「七国スピリッツを全国大会決勝で倒すんだ!」と思い描いていた一戦。

何もかもが夢みたい
出来過ぎた物語のようなシチュエーションです。
け、決勝前なんですが・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
決勝戦前の記念写真撮影

今年度の単体での交流を一番やってくれたのは、七国スピリッツでした。
七国公園に行ったり、いずみの森のホームグランドに来てもらったり・・・

同じ地域にあるので、交流はしやすい環境なのですが、昨年までは様々な事情から、交流は数えるほどに。
コーチや保護者同士は、定期的に反省会という名の夜のミーティングを行なうほどの交流をしていたのですが。

でも、今年は何度も何度もチャンピオンの胸を借りることが出来ました。
この交流の経験があったから、東京ブロック予選で小柳ライトニングスに勝つことが出来、恐ろしいまでの強さを誇っていた白小フェニックス相手に、自分たちの力を出すことが出来、全国大会に出場することが出来たのだと思っています。


決勝前、選手待機場所では、いずみの森ユナイテッドの前列に、七国スピリッツのメンバーが座っていました。
ウチは支給いただいたお弁当をバクバクと、ピーチクパーチクしゃべりながら、ワイワイガヤガヤしていましたが・・・
七国スピリッツのメンバー達は、集中力を高めているかのように、栄養ドリンクなどを摂りながら、静かにグラウンドを見つめていました。



決勝の舞台は、双方の大応援団が待っているAグラウンド

その応援団に混ざって、今まで対戦してきたチームの関係者たちも。
準決勝で戦った浦安ウイングスさんからは「千羽鶴」まで頂き、チャンピオンに挑戦です。
グラウンドから観客席を見て、大きな勇気を貰いました。


子供たちはと言うと・・・

決勝戦での緊張は殆んど無く(無い様に見え)、出てくる言葉が、

「嫌だー、この試合で終わるのは嫌だー!」
「もうコレで最後だよ!?」
「全然実感無いんだけど!?」


なんて子供たちなんだろか・・・


この日を夢見て、今まで努力してきた!
その場面を目の前にすると・・・

そりゃ終わってほしく無いよね。。。





決勝戦、キックオフのホイッスル


いきなりの先制点をあっさりと。
それでも離されまいと、必死に食らいつき、いい流れは作れつつ、前半終了。



本当に最後の最後になる試合後半スタート前・・・



ウチの自慢のキャプテンが・・・


メンバー全員に向かって、


「笑って!笑って!」というゼスチャーを。。。



全国大会の決勝だよ!?
相手はあの絶対チャンプ、七国スピリッツだよ!?
大観衆が観てるんだよ!?


鳥肌でした。。。


まだ試合終わってないのに、前がボヤケて良く見えませんでした。



必死で攻めて、守って・・・


ノーサイドのホイッスル


2−6


準優勝!!!


強かった。本当に強かった。
強さのケタが違っていた。
背負っているモノの大きさがすごかった。
勝つことへの思いの強さがすごかった。

七国スピリッツ
連覇、おめでとう!
そして素晴らしい場所で、素晴らしい戦いをありがとうございました。



試合が終わった後、七国スピリッツ大応援団から
「いずみ」コールが・・・


そして、両チーム大応援団から
「八王子」コールが・・・


本当のノーサイドの瞬間でした
八王子ダービーだ!と、密かにこのオーロラビジョンを見て感激していました
夢の全国大会決勝での八王子ダービー
大声の円陣!
準優勝だ!
本当におめでとう!
とびっきりの笑顔だね!
サントリーの選手と!
楽しかった味の素スタジアムでの2日間!



この大会が開催されるにあたって、サントリー様はじめ、関係者すべてのみなさまに感謝致します。
素晴らしい大会をありがとうございました。
また、チームに帯同いただいた拓殖大学のみなさまの温かいサポートがあったから、子供たちや私たちも安心して試合に挑むことが出来ました。ありがとうございました。


サントリーカップ多摩地区予選、東京ブロック予選、決勝大会、交流会等で対戦いただいた全てのチーム、練習の相手をしていただいたりした方々、全ての関係者に感謝しています。
やはりいずみの森は未だに東京タグでは4番手のポジションだと感じています。
それほどまでに今年の東京タグの3強は強かった。。。


いずみの森ユナイテッドベアーズメンバー以外の子供たち
この2日間は、みんなの目にはどう映っていたのかな?
このすばらしい仲間であり、先輩たちに追い付け、追い越そうね。
でも、簡単じゃないよ!
タグラグビーを楽しみながら、そして全力で!


いずみの森ユナイテッド卒業生たち
初代のみんなの頑張りの姿があったから、今があるのです。
タグラグビーが大好きで、ヘタっぴだけど一生懸命練習に打ち込んでいる姿を見て、応援しよう!応援したい!って思いが、今も紡がれているのです。
2代目はチーム状態としては本当に申し訳ないことをした代だったけど、それでも真剣にタグラグビーに打ち込んでいる姿があるから、今も続いているんだよ。
3代目、現役時代は問題ありありだったけど、必死でそんな問題児たちを纏めてくれてたキャプテンが居て、今までで最高の結果を残してくれた世代。卒業してから、何度も何度も練習に参加してくれ、徹底的に今の4代目を鍛えてくれたから、こういった結果が残せたんだよ。
みんなが居たから、保護者やコーチ達も頑張ってこられたんだよ!
いつでも良いから、遊びに来てください。
本当ありがとう!


保護者の皆様
こんな物語のような出来事に私たちも感動しています。
子供たちも頑張りましたが、みなさまが陰になり日向になり、素晴らしいサポートを頂いたおかげで、こういった結果になったと思います。
また直接、お伝えすることが出来ると思いますが、本当に、本当にありがとうございました。



4代目ベアーズのみんな
楽しく、素晴らしい時間を、素敵な気持ちを持った君たちと一緒に過ごせて最高に嬉しかったよ!

1年前のサントリーカップ全国大会を全員で見に来た時、
「来年は出たいね・・・」
との無茶な注文に、
「連れて来てあげるよ〜」
と、応えてくれてた君たち

連れて来てくれるどころか、最高の結果をサントリーカップで見せてくれたね

この2日間、楽しかった〜

自分たちも言ってたけど、
終わりが来てほしく無かった・・・

ぐらいに、楽しい時間だったよ。



左手に「結」、右手に「心」を書いて、試合前に全員で手を繋ぎ
気持ちをひとつにし、試合では手を繋ぐ代わりに、声で心を繋いだよね



仲間を信じ、協力して困難に立ち向かう
これは今後の君たちの人生でも、すごく重要なことなんだよ
準優勝したから、OKじゃなく、これからが大事なんだよ!




神々しく眩いまでの光を放ってた君たちを、

応援できて良かった!

みんな、ありがとう!
見せるなら手が逆じゃい(笑)

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